機械加工,金属加工,切削加工,マシニングセンタ,共和工業所

金属加工の種類その1「機械加工」

機械加工の種類

金属加工とは、製品を作るための材料の金属に対して加工を行うことです。具体的には、材料となる金属から製品の最終形状に不要な部分を除去することで、複雑な形状の製品を作るための加工のことを言います。

今回は、私たち共和工業所が得意とする『機械加工』について説明します。
機械加工とは、材料の金属を、工具や機械を使用して図面に記載されている形状に加工することです。

機械加工は、昔からある、旋盤やフライス盤などの機械を使った金属加工だけではありません。マシニングセンタなど、コンピュータで数値を入力して制御するNC(数値制御)工作機械を使った金属加工も、機械加工です。

機械加工の代表的な加工方法としては、切削加工、研削加工、放電加工の3つがあります。

機械加工,金属加工,切削加工,マシニングセンタ,共和工業所

■ 切削加工

刃物状の工具を使って、加工物から不要な部分を削り、除去することで形を作る加工方法です。切削加工を行う機械には「旋盤」「フライス盤」「マシニングセンタ」「複合加工機」などがあります。

旋盤加工とフライス加工は昔からある、一般的な加工法のため、現在でも自動車や家電製品の部品など、幅広い製品に使われています。NC(数値制御)装置を搭載した工作機械は、0.001mmの単位まで正確に加工を行うことができるため、精度が求められる部品加工に使用されます。

機械加工,金属加工,切削加工,マシニングセンタ,共和工業所

■ 研削加工

砥石を使って、加工物から不要な部分を削ることで除去する加工方法です。

砥石で削ることで、非常に精度の高い表面処理ができる反面、切削加工に比べて削ることのできる量が少ないため、コストや時間がかかります。そのため、切削加工などで完成品に近い寸法まで加工した後、精度が必要な箇所に研削加工を行います。

機械加工,金属加工,切削加工,マシニングセンタ,共和工業所

■ 放電加工

放電加工は、加工物と電極の間に電圧をかけ放電させ、その際に発生する熱で材料を溶かして形を作る方法です。放電加工は、加工対象の金属の硬さに左右されずに加工することができるため、切削加工では硬すぎて加工が難しい金属でも加工できます。

また、放電加工は、加工対象の金属に直接接触せずに加工を行い、常に加工液と呼ばれる油の中で金属加工を行うため、熱による変形もほとんどありません。このように、加工対象の金属に負担がかからないため、高精度で微細な加工が可能です。

機械加工,金属加工,切削加工,マシニングセンタ,共和工業所